鋳造ジャーナル最新号

2018年2月号

目次

市況トレンド 6
学協会の動向 8
会社往来 10
協会ニュース 平成30年新年賀詞交歓会を開催  14
海外技術ニュース 第51回世界鋳物生産高調査(2016年)  16
 熱分析によるチル深さ判定装置
新商品・新技術トピックス ナカヤマが「チル判定器」を発売 23
海外技術ニュース 米国労働安全衛生局(OSHA)の結晶シリカに係る規則
         鋳造工場が現時点でなすべきことは何か? 24
海外技術ニュース 大型鋳造炉における均質性の達成 28
新刊紹介 町村氏が『科学技術和独英大辞典』出版 33
東西南北 非鉄部会ベトナム鋳造工場見学記 36
海外技術ニュース 砂落とし、湯口・押湯切断、仕上げ 44
海外技術ニュース 鋼鋳物でサービスを提供  47
お知らせ 中国河北省の鋳造工場視察ツアー参加者を募集 50
お知らせ 30年度鋳造カレッジ上級コース参加者を求む 51
協会ニュース 2017年12月分銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54
編集後記/会員動向 56

カバーストーリー

宮沢賢治記念館の向かい、レストラン山猫軒(岩手県花巻市)

「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」に始まり、「サウイフモノニ/ワタシハナリタイ」で終わる漢字交じりのカタカナ書きの詩は、宮沢賢治の没後に発見された遺作のメモだそうだ。宮沢賢治は科学、芸術、宇宙、宗教、農など多くのフィールドで才能を発揮させたが、37 歳で生涯を閉じた。花巻の豊かな自然や四次元宇宙を科学的な視点でとらえ、銀河系宇宙を貫く、まことの道を実証しようとした、その独創的な発想から書かれた「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「どんぐりと山猫」「グスコーブドリの伝記」「虔十公園林」など、どれかは一度以上読まれたことがあるであろう。宮沢の童話は、深く、後から考えさせる内容が底辺に沈んでいる。一方で石鉱山での労働や農を支援するための活動、病に何度か倒れても、常に新しい道へ向かう姿勢などから、今の私たちにも郷愁、親戚のおじさん、親しい仲間感を投影さ
せ、人気が高い。
代表作の「注文の多い料理店」は好きな童話だが、岩手県花巻市の宮沢賢治記念館の向かいに、そこに出てくる「レストラン山猫軒」があった。鋳物サインや入店前の注意事項などは想像通りだったが、もっと森の奥で、しかも時間は夜からは、少し違っていた。時間がなく、服を脱いで…とはならずに済んだが、次回の訪問ではゆっくりと食事をしたいものだ。 (新東工業・竹内純一)