鋳造入門講座

2023年度 鋳造入門講座 (新カリキュラム) *東京・機械振興会館を会場とした講座です。
 
開催日:2023年4月14日(金)~2023年9月30日(土)
申込み:2023年1月4日(水)~2月3日(金)

 日本鋳造協会では、2010年度より新人教育研修プログラム「鋳造入門講座」を実施しています。

 鋳造入門講座とは、高校を卒業した新入社員又は入社3~4年目の新人を対象として、鋳造に関する原理・原則を体系的に教育する初級教育研修事業です。

 なお、本講座では2021年度より新カリキュラムを採用しており、2023年度は安全体感技塾等の現地研修も実施予定です。

 

カリキュラム概要募集概要実施実績修了書の授与新人教育研修プログラムについて

鋳造入門講座

東京 機械振興会館を会場として開講

一部専門科目はZOOMによるオンライン講義で行います。また、感染症拡大による緊急事態宣言等の国からの予防措置の発令によって、会場で実施する予定の講義も事前周知の上オンライン講義に切り替える場合もあることをご了承下さい。 

講義36コマ 及び 現地研修1日での合計13日間

    • 23コマ=共通講義 基礎・管理科目 他・・・ 身近な鋳物、図面の書き方・読み方、改善活動等
    • 13コマ=専門科目の講義(鋳鉄・アルミニウム鋳物)技術科目・・・ 原理原則、鋳造法、製造技術、検査等
    • 現地研修= 安全体感技塾と工場見学

 

 

 

鋳造入門講座募集概要

      1. 受講料: 176,000円(会員) 286,000円(非会員)(消費税10%を含む総額表示)
      2. 鋳鉄・アルミニウム鋳物コース合せて60名。感染症予防の観点から会場のソーシャルディスタンスを保つために1社1名でのご受講等の制限を設ける場合があります。また最少催行人数を50名とします。
      3. 対象者:新入社員から鋳造関連業務経験3~4年程度の経験者(鋳造業、鋳造関連企業の技術・技能者、営業担当者など)

 

2023年度鋳造入門講座募集要項

2023年度鋳造入門講座申込書

 

実施実績

(1)2010年度

 ①開催場所:川口鋳物工業協同組合会議室(埼玉県川口市)
 ②受講状況:30名(鋳鉄コース)

(2)2011年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:30名(鋳鉄コース19名、アルミニウム鋳物コース11名)

(3)2012年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:50名(鋳鉄コース41名、アルミニウム鋳物コース9名)

(4)2013年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:46名(鋳鉄コース36名、アルミニウム鋳物コース10名)

(5)2014年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:41名(鋳鉄コース41名)

(6)2015年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:38名(鋳鉄コース30名、アルミニウム鋳物コース8名)

(7)2016年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園)
 ②受講状況:38名(鋳鉄コース25名、アルミニウム鋳物コース13名)

(8)2017年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園) 
 ②受講状況:64名(鋳鉄コース47名、アルミニウムコース17名)

(9)2018年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園) 
 ②受講状況:70名(鋳鉄コース52名、アルミニウムコース18名)

(10)2019年度

 ①開催場所:機械振興会館会議室(東京都港区芝公園) 
 ②受講状況:70名(鋳鉄コース50名、アルミニウムコース20名)

(11)2020年度

 ①開催方法:ZOOMによるオンライン 
 ②受講状況:40名(鋳鉄コース33名、アルミニウムコース7名)

(12)2021年度 第1回

 ①開催方法:ZOOMによるオンライン(4月~7月で開講中) 
 ②受講状況:61名(鋳鉄コース51名、アルミニウムコース10名) 

(13)2021年度 第2回

 ①開催方法:会場およびZOOMによるオンライン併用のハイブリッド形式 
 ②受講状況:44名(鋳鉄コース37名、アルミニウムコース7名) 

(14)2022年度

 ①開催方法:会場およびZOOMによるオンライン併用のハイブリッド形式 
 ②受講状況:48名(鋳鉄コース37名、アルミニウムコース11名) 

修了証の授与

下記要件を満たした方には修了証を授与致します。

  1. 講義;2/3以上出席。
  2. 全てのテストで60点以上を得点。

(講義日毎に習得確認テストを実施。欠席した場合も提出していただきます。)

新人教育研修プログラムについて

 日本鋳造協会では、厚生労働省より平成21年度「ジョブ・カード制度普及のためのモデル事業」を受託し、15歳以上40歳未満の新入社員を対象とした新人教育研修プログラムを作成しました。

 このプログラムで策定したカリキュラムに沿った研修事業として入門講座を毎年開講しています。

 

新人教育研修プログラムについて下記に纏めてみました。

 

新人教育研修プログラムの概要

当プログラムは、半年間の実施期間を想定し下記の①OJTと②OFF JTにより構成されています。

① OJT

社内教育(OJT)は、340時間の実習で構成される。その内容は以下のとおりである。

  1. 安全衛生実習 …安全衛生及び環境保全に関する実習
  2. 鋳造作業実習 …鋳造作業の実習
  3. 仕上・検査作業実習 …鋳仕上、熱処理等および検査の実習

 ※実習を行う際の参照用に、鋳造工程ごとに初心者にまず理解して欲しいことを整理したキーワード集を用意した。
 ※社内教育(OJT)後、教育成果を評価するための「評価シート」を作成した。

② Off JT

社外教育講座(Off-JT)は、90時間(36コマ=12日の講義と、2コマ=1日の工場見学・現地講習)で構成される。

その内容は以下のとおりである。

  1. 鋳造技術講座 …鋳造工程ごとの基礎的な技術に関する講義
  2. 鋳造基礎講座 …基本的な原理・原則、日本の工業・鋳造業に関わる歴史・経済についての講義
  3. 鋳造関連講座 …日常の仕事と関連して、安全、品質、原価などの生産管理の初歩的な知識を習得することを中心
            とした講義

 

雇用型訓練の実施を検討する事業主の方は、この②社外教育講座としての入門講座を受講することによって、一定の要件を満たせば、同省の人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)を受給できる場合があります。