鋳造ジャーナル最新号

2021年2月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 海外技術ニュース
    世界鋳物生産高調査(2019 年) 14
  • 日本の大砲シリーズ 大阪砲兵工廠の青銅製臼砲
  • 技術解説
    早稲田大学名誉教授 中江 秀雄 16
  • 会社紹介
    第一実業株式会社 18
  • 海外技術ニュース
    鋳物のライフサイクル間の環境への影響に注目する 19
    生型鋳造システム管理のためのエネルギーに合わせた混錬戦略 25
  • コロナ禍特集
    コロナ感染拡大の構造について 30
  • 新刊紹介
    今月の一冊『鋳物屋なんでもつくれます』 33
  • 海外技術ニュース
    精密鋳造プロセス管理基準と認定 34
    精密鋳造業界での経歴の考察:Steve Irwin 氏へのインタビュー 38
  • 鋳造カレッジ
    友達の輪中根 透 47
  • 海外技術ニュース
    精密鋳造におけるサステナブル開発 48
  • お知らせ
    健全な取引ならびに安定供給に向けたお願い 50
    自転車等機械振興事業に関する補助事業推進 52
    書籍のご案内&申込書 53
  • 協会ニュース
    2020年12月分銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54
  • 編集後記 56

カバーストーリー

大阪砲兵工廠の青銅製施条臼砲(萩 幕末ミュージアム・小川コレクション)

 三宅1)によると、明治の元勲の一人、大村益次郎の遺言にも等しい上申書が明治2 年11月18日に兵部省から太政官に提出され、これが大阪砲兵工廠の明治3 年の設立となった。大村は、『大阪には大阪城があるから、周囲の囲ひだけは出来て居る。それを利用して、大阪城の中へ学校を建てて、そこから兵隊の方を拵える。所で此の地(東京)にある滝野川の製造所も皆大阪へ移す』と云った、と村田2)は記述している。わが国の大砲鋳造の研究開発を大阪に集中させたのである。ここにある滝野川製造所は徳川幕府の大砲製造所であった。この大阪砲兵工廠が製造した大砲で、唯一現存するのが表紙の青銅製施条臼砲である。

1)三宅宏司:大阪砲兵工廠の研究、思文閣出版、(1993)4
2)村田峯次郎:大村益次郎先生事跡、東京印刷株式会社、(大正8 年)193

(早稲田大学名誉教授・中江秀雄)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp