鋳造カレッジ上級コース

2023年度 鋳造カレッジ上級コース
開講日:2023年6月8日(木)~2024年2月17日(土)
申込み:2023年4月3日(月)~5月8日(月)先着順。

 日本鋳造協会では、2014年度から将来の鋳造企業の経営幹部となる人材の育成を目的として、鋳造カレッジ上級コース「鋳鉄材料・砂型コース」を(公社)日本鋳造工学会と共催にて実施しています。

 鋳造カレッジ上級コースとは、鋳造カレッジを修了されて鋳造工場等で活躍されている鋳造技士等*を対象に、特定の専門課題についての理解と洞察を深め、さらなる専門知識を習得することにより、鋳造工場の現場において問題点を見つけ出す課題創造力とその問題を解決する課題遂行力を有する人材を育成しようとするものです。また、成績優秀な修了生には、当協会認定の「上級鋳造技士(Senior Foundry Expert)」の資格認定証を授与しています。

*鋳造技士の資格がなくても実務経験が概ね10年以上で鋳造技士と同等以上の能力を有する方も応募できます。

 

カリキュラム概要募集概要実施実績協会認定「上級鋳造技士」制度について

カリキュラム概要

開催期間 2023年6月8日(木)~2024年2月17日(土)のうちの19日間
講義時間 33コマ124時間(通常コマ27コマ+特コマ6コマ)
講義構成

第6回の1/12(金)、13(土)はZOOMによるオンライン講義で、
それ以外の回はカリキュラム記載の各会場で実施します。ただし
感染症の状況によりオンライン講義に切替える場合もあります。

 

講義テーマ 

  • 【鋳鉄の品質】 品質管理におけるデータ解析やなぜなぜ分析の手法及び電気炉の溶解法、各種元素の影響を理解する。
  • 【鋳物砂】 自硬性鋳型砂と生型砂の特性と管理の考え方を理解する。
  • 【鋳鉄の強度】 材料力学の基礎と鋳鉄の破壊特性及び破面解析を理解する。
  • 【鋳型造型と鋳造実習】 鋳型特性と鋳物品質との関係を理解する。
  • 【溶解・凝固の理論】 溶解の理論を学び、実際の溶湯の作り方と注意点・不具合について理解する。
  • 【溶解・凝固に係る実習】 鋳鉄鋳物の形状・組織・鋳造欠陥を解析し、理論と現象を結びつける。
  • 【鋳造の実務】 現場における鋳物のつくり方・不具合・品質管理、鋳鉄の熱処理及び変形と歪を理解する。

 

※上級コースカリキュラム2023年度(PDF)

募集概要

定員:15名(最少催行人数13名)

受講料

  • (一社)日本鋳造協会 会員   638,000円
  • (公社)日本鋳造工学会 会員  748,000円
  •  (一社)日本鋳鍛鋼会 会員    748,000円
  • 非会員    1,078,000円

 *消費税(10%)込、期間中の交通宿泊費、食事代等は含みません。

受講資格

鋳造技士又は実務経験が概ね10年以上で鋳造技士と同等以上の能力を有する方

*鋳造技士:日本鋳造協会が開催する鋳造カレッジ(鋳鉄、銅合金、軽合金、鋳鋼)を所定の成績を収めて修了したと認定された方に授与される称号

※2023年度 鋳造カレッジ上級コース募集要項

※2023年度鋳造カレッジ上級コース申込書

実施実績

  • 2014年度 20名
  • 2015年度 17名
  • 2016年度 19名
  • 2017年度 15名
  • 2018年度 16名
  • 2019年度 13名

 

協会認定「上級鋳造技士(Senior Foundry Expert)」制度

 

上級鋳造技士認定条件

下記要件を満たした修了生には、当協会認定「上級鋳造技士(Senior Foundry Expert)」の認定証を授与し、名刺を贈呈します。

  • 鋳造カレッジ上級コース講義の2/3以上受講の上、与えられた課題を全て提出し、一定レベル(課題評価60 点以上)に達した方。