鋳造ジャーナル2021年7月号
目次
- 市況トレンド 6
- 学協会の動向 8
- 会社往来 10
- 協会ニュース
鋳物産業振興議員連盟が総会を開催 14 - 海外技術ニュース
貴方はDXの準備ができていますか? 18
Buck社が、鋳造工場としての将来のための布石を固める 20
全てはデータから・・・ 22 - 新商品・新技術トピックス
日本の大手鋳物製造企業も採用 DISAのMonitizer®デジタルソリューション 24 - お知らせ
令和3 年度「金属熱処理通信講座」受講生募集のご案内 28
ポリ塩化ビフェニル(PCB)使用製品及びPCB廃棄物の期限内処理に向けて 35
オンライン素形材技術セミナー「鋳型・鋳物砂の今(現状とこれから)」ご案内 36
令和3 年度オンライン素形材技術研修講座「軽合金鋳物の生産技術」ご案内 39
自転車等機械振興事業に関する補助事業推進 42
第59回素形材産業優良従業員表彰受賞候補者推薦方ご依頼の件 47
書籍のご案内&申込書 55 - 編集後記/会員動向 56
カバーストーリー
明治治水(木曽三川分水工事)
愛知・岐阜・三重の各県は木曽川、長良川、揖斐川という大河川が近接して流れている。
各河川は船で行き来できるため便利ではあったが、一度洪水が起こると大水量の木曽川から長良・揖斐に流れ込むことになり、浸水被害がたびたび発生したことから、この木曽三川を分流することが昔から地域の願いであった。
この悲願に応えるため、オランダ人技術者ヨハネス・デ・レーケの指導により1887年(明治20 年)から1912 年(明治45 年)の永きに渡り改修が行われ、ようやく工事が完成したのであった。
デ・レーケは、この明治治水の外にも日本各地の土木工事を指揮・指導し、数多くの功績を残している。30 年間日本に滞在し、農林水産省ウェブサイトに土木史の偉人の一人として取り上げられている。
なお、木曽川と長良・揖斐川が分水されたため、同時に船頭平に閘門が建設された。
閘門とは、水面の高さが違う2つの河川の間を船で往来できるようにした水門のことである。
(㈱加藤製作所・藤木龍也)
表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。
(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp)
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