鋳造ジャーナル2019年3月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 海外技術ニュース
    世界最大の3D プリントシステムを用いたXXL-芸術作品用砂型プリンティング 14
    鋳造欠陥の5 段階究明法 16
    鋳造工業2018:良好な設備稼動率─弱含みの収益指標? 19
  • 協会ニュース
    2018 年度 鋳造カレッジ 全国3 地区で修了式挙行 22
  • 海外技術ニュース
    2018 年の世界の精密鋳造品市場の概要 30
    2018 年北米精密鋳造市場の動向および2019 年の展望 32
  • トピックス
    機械要素技術展に会員企業が出展 35
  • お知らせ
    長時間労働につながる取引慣行を見直しましょう!! 38
    (公社)日本鋳造工学会第175回全国講演大会(名古屋)展示会出展のご案内 43
    2019 年度鋳造カレッジコース募集 44
    鋳造カレッジ上級コース 募集中 45
    書籍のご案内&申込書 50
    会⻑名⽂書「健全な取引ならびに安定供給に向けたお願い」発⾏について 51
    2019 年度 経営部会専門委員会 委員募集のご案内 52
  • 編集後記/会員動向 56

カバーストーリー

粉河寺の盥漱盤(かんそうばん)

 粉河寺は、西国33 ヶ寺の3番目札所であり、和歌山県北部を流れる紀の川に沿い、和歌山市と高野山とのほぼ中間に位置し、約35,000 坪の広大な境内地、200mに及ぶ石畳の参道、大小20 有余の堂塔伽藍、名勝指定の粉河寺庭園等が織り成すたたずまいは壮観である。その中で、特に目を引いたのが、「盥漱盤(かんそうばん)」である。かつて江戸時代に全国に知られた粉河鋳物の代表的作品(総高240cm、幅185cm)。

 安永4(1775)年、粉河鋳物師・蜂屋薩摩掾五代目源正勝の作で、第二次世界大戦時の供出も免れ、今日までずーと使用され続けている。これぞ日本の鋳物である。

(神戸理化学工業・古川 伸一郎)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:玉村秀男)