鋳造ジャーナル2020年11月号
目次
- 市況トレンド 6
- 学協会の動向 8
- 会社往来 10
- 協会ニュース
「2020 年度協会賞」受賞者に表彰状と記念品を贈呈 14 - 技術論文
デンドライト形態に関する一考察 16 - 海外技術ニュース
活性粘土および炭素を再生利用する 22
2020 年の欧州精密鋳造市場動向に及ぼすCovid-19の影響を予測する 28 - 東西南北
2020 年米国精密鋳造協会年次技術会議に参加して 30 - 海外技術ニュース
スマート・ファクトリーへの次のステップ―自動ワックス組み立て 34
2020 年の産業における優先課題 36 - 協会ニュース
第26回「素形材月間記念式典」で木村鋳造所などが受賞 39 - トピックス
「川口市市産品フェア2020」121社・団体が出展 40 - トピックス
2020 年度「卓越した技能者(現代の名工)」150人表彰 42 - お知らせ
「インベストメント鋳造用語辞典」購入申込書 46
「SEMによる鋳造欠陥の解析事例」購入申込書 47
IoT WEB セミナー開催のご案内 48
書籍のご案内&申込書 50
自動車等機械振興事業に関する補助事業推進 51
第24回鋳鉄品の超⾳波試験技術者養成講習会のご案内 52 - 協会ニュース
2020 年9月分銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54 - 編集後記 56
カバーストーリー
鋳物のおもちゃ
写真は弊社で製作した魚型の鋳物のおもちゃで、FCD450 材、全長150mm、基本肉厚3mm、重量1. 3kg、鋳型は3Dプリンターで造形しており、2 箇所の関節は動く構造となっています。また頭・胴・尻尾は個々の鋳物を組み立てたのではなく、一度の鋳込みで実現していることも特徴です。
弊社では主に、建設機械の油圧機器部品や、自動車部品に用いられる鋳物製品を製造しておりますが、昨今では鋳物メーカーに興味を持つ若者も減少傾向にあり、若手技術者の確保は一つの重要課題となっております。人材確保の一環として、学生向けの会社説明会や各種イベントへの出展等を行っておりますが、通常の鋳物製品をお見せしても、インパクトに欠ける面がありました。そこで、一目で「鋳物って面白そうだな、こんな『ものづくり』に関わってみたいな…」という感覚を持ってもらうべく製作し
たのがこのおもちゃになります。
学生の皆さんにこのおもちゃを手に取ってもらいながら、「冷たく重たい『鉄』をこんなにも生き生きと動きのあるものに変身させることが出来る、それが『鋳造』という技術です」と説明をすると、学生の皆さんの目が輝くのが分かります。
これからも高品質な鋳物製品をお客様にご提供する傍ら、より多くの皆様に『鋳物』の素晴らしさを感じていただけるような活動にも、注力していきたいと考えております。
(株式会社コヤマ・永井利治)
表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。
(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp)
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