鋳造ジャーナル2020年12月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 会社紹介
    株式会社センシュー 14
  • 協会ニュース
    第2回新型コロナウイルス感染症に対する影響調査 16
  • 技術解説
    日本の大砲シリーズ 水戸の太極砲
    早稲田大学名誉教授 中江 秀雄 24
  • 協会ニュース
    素形材産業の適正取引に係るフォローアップ調査 26
  • 鋳造カレッジ
    友達の輪 井上幸次 31
  • 技術レポート
    超微細な金属部品の製造について 32
  • 海外技術ニュース
    灰から鋳物へ:Cera-Met 社は火災から復帰しその能力を増加させた 34
    セラミックシェルの乾燥についての基礎的分析―パート2 36
  • 東西南北
    第4回ISO/TC306 本会議報告 41
  • お知らせ
    鋳造入門講座‐2021 年度‐募集スタート 48
    2020 年度 第2回Web鋳造技術研修会開催のご案内 50
  • 年間目次
    鋳造ジャーナル(2020)目次一覧 52
  • 編集後記 56

カバーストーリー

常盤神社の太極砲と木製車架

 常盤神社の太極砲は、徳川斉昭、通称烈公が天保13(1842)年から立案し、75門の青銅製臼砲を造らせたものの1つである。ここには烈公の筆になる『太極』の銘が鋳出しで刻まれており、砲尾には葵の紋があり、如何にも水戸藩の大砲であることがわわかる。これらの大砲は、ペリーの来航時の嘉永6(1853)年に、江戸湾防備のために74門が幕府へ献上された、と言われている。これらは現存せず、わずかに太極砲だけを我々は目にすることができる。是非とも、水戸の常盤神社で自分の目で見ていただきたい大砲である。

(早稲田大学名誉教授・中江秀雄)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp