鋳造ジャーナル2020年5月6月号
目次
- 会長就任挨拶
日本鋳造協会 会長 藤原愼二 5
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市況トレンド 6
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学協会の動向 8
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会社往来 12
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協会ニュース
2020年度 社員総会を開催 16
2019(令和元)年度 おめでとう、鋳造技士の皆様 19 -
技術解説
メダルアートと鋳造 名古屋芸術大学 瀬田 哲司 26 -
海外技術ニュース
PVD コーティングの使用 30
ファンドリー4.0へのデジタルトランスフォーメーション 34
最新のリサイクル 生型廃砂再生の新しい見方 42
航空機用および産業用ガスタービンに用いられる3Dプリントされた鋳造中子 44 -
コロナ対応レポート
コロナへの対応 中小企業の活動事例 46 -
協会ニュース
各支部で2020年度総会(書面決議) 53
2020年3月分銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54 -
編集後記/会員動向 56
カバーストーリー
半夏生(はんげしょう)
ふらっと覗いてみた第37回日本アートメダル展が東京都美術館で開催された。アートメダルとは1937年にフランスで設立された「世界メダル会議:FIDEM(フィデム)」で、メダルの芸術を促進し、拡散させ、また他の芸術の中での位置づけや歴史、鋳造技術、メダル文化が拡がっていく活動を推進している。名古屋芸術大学の瀬田哲司先生の一連の作品が出展されていた。魅力的な作品の中でも「半夏生」(=表紙)が記憶に残った。
瀬田先生のメダルは「二層構造」に特徴がある。一般のメダルは「表と裏」をひっくり返して鑑賞するが、先生のメダルは二つの面を同時に鑑賞できこの作品は「視点の違い」がベースに表現されている。
作品:半夏生(はんげしょう) I ate octopus July 2, 2018
Cayratia japonica
144wx123x39mm Silver950 精密鋳造
注)古代中国で考案された七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことで、「半夏生」は夏が「初夏、仲夏、晩夏」に区切られ、仲夏がさらに「芒種、夏至、夏至」に分かれ夏至の下に「半夏生」がある。
(新東工業・竹内純一)
表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。
(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp)
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