鋳造ジャーナル2020年9月号
目次
- 市況トレンド 6
- 学協会の動向 8
- 会社往来 10
- 私の苦労話・失敗談私の大失敗 伊藤鉄工(株)代表取締役社長 伊藤 光男 15
- 海外技術ニュースVプロセスはDomite Wear Technology社の製品価値を高める 16
- 海外技術ニューススマート鋳造―自動化された鋳造工場を通して 18
- 海外技術ニュース高価値模型のリードタイムを短縮する 20
- 海外技術ニュースセラミックシェルの乾燥 22
- 部会委員会報告2020 年度 若手経営者委員会の報告 30
- 素形材探訪LP ガス、化粧品の話 経済産業省素形材産業室長 谷 浩 32
- お知らせ「インベストメント鋳造用語辞典」購入申込書 33
- 海外技術ニュース溶湯の酸化による有害な影響 34
- 海外技術ニュースユニキャスト:アルミ合金精密鋳造の世界的リーダー 38
- 海外技術ニュースALUCAST社―チェコ共和国にある
最大寸法のアルミ合金およびマグネ合金鋳物を製造している 40 - お知らせ2020 Virtual Conference On Investment Casting 44
- お知らせ書籍のご案内&申込書 48
- お知らせ自転車等機械振興事業に関する補助事業推進 49
- お知らせ「SEMによる鋳造欠陥の解析事例」購入申込書 50
- お知らせ5団体共催セミナー開催のご案内 51
- 編集後記/会員動向 56
カバーストーリー
銅鐸(東京国立博物館平成館、上野公園)
令和2 年(2020)は、わが国最古の正史「日本書紀」が編纂された養老4 年(720)から1300 年という記念すべき年である。その冒頭に出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた神々の世界を司り、一方で天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされている。
「古代の出雲と大和」特別展が東京国立博物館平成館で2020 年1月15日(水)~ 3月8日(日)まで開催され、約170 件の展示中の2件の写真撮影が許可されていた【加茂岩倉遺跡、銅鐸埋納状況復元、令和元年(2019)、島根県立古代出雲歴史博物館】である。日本最多、39 個の銅鐸出土例。
工事中に偶然発見された銅鐸の大部分は本来埋められた位置から動いていました。埋納杭に残る銅鐸が外れた痕、銅鐸が入れ子になって出土した様子、銅鐸に付着した土や錆の状況から埋納時を再現した模型です。我々の知る銅鐸は酸化して黒い色のイメージだが、製作時点では写真のような鮮やかに光り輝いていたのだろう。
(新東工業・竹内純一)
表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。
(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp)
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