鋳造ジャーナル2021年6月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 協会ニュース
    2020 年度おめでとう、鋳造技士の皆様 14
    2021年度社員総会・講演会をWEB 開催 16
  • コロナ禍特集
    コロナ感染拡大に対するワクチンと特効薬の効果について 17
  • 技術解説
    酸素と硫黄―鉄溶湯の冶金学的パートナー 20
  • 鋳造カレッジ
    友達の輪 高橋 健太郎 25
  • 海外技術ニュース
    精密鋳造産業の新しい課題:Euro7/VII 29
    芸術を科学で置き換える―スラリー試験の信頼性を増加させる 30
    大きく考えよう:MK社は世界最大の蒸気オートクレーブを製作した 32
  • 東西南北
    ISO/TC306国際規格への日本鋳造協会の取り組み 34
  • 新商品・新技術トピックス
    ペット用お守りジュエリー『輝くアミュレットジュエリー』 36
  • 海外技術ニュース
    Ceramic Core Solutions 社はターンキー方式 セラミック中子製造プロセスを提供する 38
  • お知らせ
    令和3年度 オンライン素形材技術研修講座「鋳鉄の基礎と応用」ご案内 39
    素形材技術オンラインセミナー「鋳鋼品の鋳造欠陥の真の原因追求とその対策」ご案内 42
    鋳造入門講座―2021年度新カリキュラム― 49
    2021年度精密鋳造技術研修会開催のご案内 50
    自転車等機械振興事業に関する補助事業推進 53
    2021年度鋳造カレッジ上級コース 募集要項 54
  • 編集後記/会員動向 56

カバーストーリー

リーチマイケル像(東京都丸の内)

 Michael Leitchが、リーチマイケルとなったように、2019ワールドカップ・ラグビーの全日本は、戦略、体力面など戦う前の綿密な方向性、意思疎通など厳しい練習から「最高のワンチーム」の姿を我々に示してくれた。前回にはあの五郎丸歩が脚光を浴びたが、今回は全員がスタートして、さらにチームの魅力が際立っていた。一方で、コロナ禍の影響で2020オリパラが1年延期となって聖火リレーがスタートした。その舞台裏ではドタバタが色々取りざたされている。ワンチームを率いるリ-ダーとはどんな人な
のか、W杯と五輪を比較して、ガックリ。そんなこんなで思うとコロナ対応も評価が割れる。
 丸の内を歩きながら、ニュージーランド生まれのリーチマイケルのストイックな考え方など、年下の男に自分の先達の「日本の男」はこうあるべきと、思い知らされた。講演で住居表示が日本と多くの海外で異なることを説明するが、これは良し悪しではなく、考え方が違うことを伝えたいのだ。月~金(土)まで働いてから休日とするのか、まず休んで餌を探すのか、蟻とキリギリスのように。
 日本人はこうあるべき、と理想の生き方を求めて。

(新東工業㈱・竹内純一)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp