鋳造ジャーナル2023年2月号
目次
- 市況トレンド 6
- 学協会の動向 8
- 会社往来 10
- 協会ニュース
2023 年新年賀詞交歓会を開催 14 - 部会委員会報告
日本鋳造協会におけるエネルギー使用量調査結果 -2021年度概況報告- 18 - 海外技術ニュース
世界鋳物生産高調査(2021年) 35
課題に立ち向かおう 38 - 鋳造カレッジ 友達の輪
杉江 陽久 40 - 部会委員会報告
球状黒鉛鋳鉄品(JIS G 5502:2022)の改正について 43 - 海外技術ニュース
精密鋳造されたステンレス鋼鋳物の湯回り不良欠陥の研究 44
EICF会長のPhilippe Hoste氏へのインタビュー 49 - お知らせ
2023 年度鋳造カレッジ上級コース参加者を求む 53 - 協会ニュース
2022 年12月分 銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54 - 編集後記 56
カバー ストーリー
ブロンズダンベル『環-kan』
高いポテンシャルを持つ銅を素材として、藩政時代から続く金沢の美術工芸や伝統文化の美意識を受け継ぎ、オシャレなモノを世の中に送り届けたい、このような思いから金澤唐金(かなざわからかね)ブランドは誕生しました。
第一弾は、銅の持つ素晴らしい抗菌性を活かしつつ、既成概念にとらわれない豊かな造形美を与えた商品、ブロンズダンベルシリーズです。
その開発コンセプトは、オシャレな女性が日常生活の中で、ながらトレーニングを行うための道具です。フラッグシップモデル「環-kan」は、禅の悟りの形象として描かれる円相から着想しデザインした商品で、その黄金色に輝く流れる円形のフォルムは、真理や宇宙を象徴しています。手にする者の心を満たし、執着の煩悩からの解放を誘います。
他製品の追随を許さない以下の特長を持った製品です。
①使い終わるとそのままリビングのオブジェとして、暮らしの中に自然に溶け込む優美なデザイン。
②持ち方を変えると、腕にかかる負荷が変化する機能的デザイン。
③黄金に近い輝きを放ち、手垢による変色防止と抗菌作用を付与した独自の合金設計。
「環-kan」は、日本鋳造工学会より優れた鋳物製品に送られる、2022 年度Castings of the Year賞を受賞しました。体力アップ、フィットネスなど、トレーニング用途に加え、スポーツ大会の優勝トロフィーやダイエット目標を達成した自分へのご褒美として、SNSでの口コミを追い風に、ネット通販を中心に国内外の個人需要をターゲットに展開しています(http://kanazawa-karakane.com/)。
(㈱明石合銅 金澤唐金・浅野新)
表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。
(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp)
コメントを投稿するにはログインしてください。