鋳造ジャーナル2024年6月号

目次

  • 市況トレンド

    鋳造ジャーナル6月号 表紙

  • 学協会の動向
  • 会社往来
  • 協会ニュース
    2024年度春季大会・社員総会を開催
  • 協会ニュース
    2023年度 おめでとう、鋳造技士の皆様
  • 協会ニュース
    2024年度鋳造カレッジ上級コース(鋳鉄材料・砂型コース)6月6日に開講式を開催
  • 協会ニュース
    2024年度北陸支部総会・情報交換会を開催
  • トピックス
    KANAMORI SYSTEM Inc.が世界初となる電動式自動造型機を開発
  • 鋳造カレッジ 友達の輪
    松林 正樹
  • 技術論文
    3次元空間におけるカオス的界面―界面発展に関する統一的な見方―
  • 海外技術ニュース
    鋳鉄およびダクタイル鋳鉄の溶接
  • 海外技術ニュース
    成長のチャンスを創るAM法と、そのコンビネーションによる新製造法
  • お知らせ
    自転車等機械振興事業に関する補助事業推進のお知らせ
  • お知らせ
    第7回鋳造用3D-CAD操作技能研修会のお知らせ
  • お知らせ
    『鋳鉄鋳物製造現場のQ&A集』待望の第3版発刊のご案内
  • 編集後記/会員動向

 

カバー ストーリー

おてもやん像(熊本駅)


熊本の代表的な民謡「おてもやん」の銅像は、JR熊本駅新幹線口の玄関前にあります。元は桜町バスターミナル前にあったものを、桜町地区の再開発に伴い平成27年8月に移設しました。熊本民踊会が会の創立25周年を記念して市に寄贈したもので、作者は熊本大学教授の石原昌一氏です。毎年8月に「火の国まつり」が開催され、最終日にはおてもやん総おどりが行われています。

(熊本市観光ガイドHP https://kumamoto-guide.jp/より)

 

「おてもやん」は三味線・小唄の師匠であり芸人であった亀甲屋嵐亀之助(永田イネ)の作です。「~やん」は「さん」「ちゃん」と同様に呼称ですが、「おても」という人物については所説あるようです。その中の一つに、イネと親交のあったトモ(もしくはチモ)のことだとする説があります。方言を交えた歌詞からは、おてもやんが夫とは結婚式をしていないが気にしていないこと、他に心に想う人がいること、そしてくよくよしないことが楽であることなど、苦難の中でも彼女がたくましく生きる姿が伝わってきます。またイネ本人のことだとする説もありますが、イネは歌のモデルを最後まで公表しなかったそうです。軽やかな曲調の中に込められた思いが、今も愛され続ける源なのかもしれません。

(写真提供:今荘節夫/文:事務局・山田)

 

表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:山田 剛 yamada@foundry.jp)