鋳造ジャーナル2018年10月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 協会ニュース
    2018(平成30)年度若手経営者夏季全国大会を開催 14
  • 製品紹介
    現実化するコネクティッドインダストリー 太洋マシナリー(株) 28
  • 海外技術ニュース
    ジェット機時代の鋳物 欧州精密鋳造技術開発の歴史外観 29
    東西南北FLCへの出席とICI新事務所への表敬訪問 36
  • トピックス
    動画を活用した作業改善 IT導入補助金の活用 38
  • 部会委員会報告
    中国鋳造協会張会長一行が来日 40
  • 協会ニュース
    新人教育研修プログラム鋳造入門講座9月22日に修了式&祝賀会 41
    日本鋳造協会の事業運営組織と主な活動について 42
  • お知らせ
    歴史に学ぶモノづくり講演会 51
    「2018 年度第2回鋳造クラウドCAE研修会開催」のご案内 52
    書籍のご案内&申込書 53
    GIFA・欧州鋳造工場視察団(最終案内) 54
  • 編集後記/会員動向 56

カバーストーリー

「無停止杼換式豊田自動織機G型」・トヨタ産業技術記念館(愛知県名古屋市)

 世界の“トヨタ”グループの創始者・豊田佐吉が発明した織機は日本産業を飛躍させ、その息子・喜一郎は日本経済の屋台骨となった自動車製造に従事。モノづくりに対して真摯に向き合う作り手の情熱こそが、豊かな未来を約束する。そのモノづくりの神髄に触れることができる「トヨタ産業技術記念館」は名鉄栄生駅から徒歩3分の場所にある。
 旧豊田紡織本社工場の跡地に残る、大正時代の赤煉瓦の建物を貴重な産業遺産として保存・活用し、トヨタグループにより設立された記念館。「繊維機械館」「自動車館」と「テクノランド」のほか図書室やレストラン、ミュージアムショップも併設され、繊維機械や自動車の仕組みや、基礎的な素形材技術(鋳造、溶接、他)についても学ぶことができる。
 記念館に足を運んでまず入口の正面に、機械遺産第16号となった「無停止杼換式豊田自動織機G型」が出迎えてくれる。豊田佐吉が環状織機とともに究極の発明目標に定め1924 年に発明・完成させた第1号機で記念的な産業技術遺産である。50 余件の発明に基づき、完全なる営業的試運転を重ねた、25の自動化、保護、安全装置で構成され、世界一の性能を発揮し、世界各国の繊維産業の発展に寄与した、とある。

(新東工業・竹内純一)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子
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(担当:玉村秀男)