鋳造ジャーナル2021年11月号

目次

  • 市況トレンド 6
  • 学協会の動向 8
  • 会社往来 10
  • 私の苦労話・失敗談
    企業は人なり 中央可鍛工業(株) 代表取締役会長 武山 尚生 14
  • 協会ニュース
    2021年度 日本鋳造協会秋季大会オンラインにて開催 16
    2021年度 若手経営者夏季全国大会オンラインにて開催 18
  • 会社紹介
    株式会社葵一マテリアル 22
  • 海外技術ニュース
    ドイツ鋳造業の新たなチャンスと各社の動向 23
  • 協会ニュース
    省エネ事例〈13〉 冷却水ポンプ 水温自動制御による省エネ 32
  • 新商品・新技術トピックス
    ナカヤマが「自硬性ロータリー無枠造型機」を発売 33
  • 技術論文
    デンドライト形成から一般的な界面の性質へ 36
  • 海外技術ニュース
    役員室からコアルームへ:CaneKast社は普及戦略を実施する 40
    「改善」は製造だけのものではない 44
  • 協会ニュース
    第27回「素形材月間記念式典」で神戸製鋼所などが受賞 46
  • トピックス
    2021年度「卓越した技能者(現代の名工)」(株)クボタの大野剛氏ら150人表彰 46
    当協会の伊藤光男顧問が旭日中綬章を受章 47
  • お知らせ
    「中小企業等経営強化法」が改正されました 49
    ポリ塩化ビフェニル(PCB)使用製品及びPCB廃棄物の期限内処理に向けて 50
    第4回省エネルギーセミナー-鋳造業におけるカーボンニュートラルに向けた取り組み- 51
    5団体共催セミナーのご案内 申込書 52
  • 協会ニュース
    2021年9月分銑鉄鋳物製造業の景況調査結果 54
  • 編集後記/会員動向 56

カバーストーリー

現代の書状集め箱(宇治、銚子、川口)

 私の時代では赤色で円筒形、受け口は1つであったと記憶しているが、つい最近はレターパック用に3cm広がったものが設置され始めているらしい。明治4(1871)年に、東京12、京都5、大阪8の「3 都市用」と東海道の宿場に設置された62の「街道筋用」としてスタートした時は黒が中心。その後火事に強い鉄製で、目立つことから赤色丸型が明治34(1901)年に採用。その後、戦時下ではコンクリートや土器陶器に代わったが、昭和20(1945)年から、我々のイメージのポストに繋がっていく。
 宇治は宇治茶のイメージで緑、銚子の白は後方に仰ぎ見る白亜の灯台、川口の青はなぜ青なのか不明だが、過去のジャーナル表紙に多く掲載された赤というより朱色のポスト以外にもバラエティに富んでいる。真ん中の白色は、後ろに聳える犬吠埼灯台の弟分?ではないが調和が取れて、文明開化の先駆け(明治7年:1874 年)の孫と美しさである。 

(新東工業㈱・竹内純一)

 

 表紙の写真は読者の皆さんからの投稿をお待ちしています。“鋳物”に関係があれば題材は問いません。電子媒体あるいは写真に簡単な説明文を添付し、編集委員会までお送りください。

(担当:玉村秀男 tamamura@foundry.jp